夏の終わりって少しさびしい気持ちになりませんか?

だんだんと涼しくなって、過ごしやすくなるし、食べ物もおいしくなる。

これからイイコトいっぱいあるのに・・・

まだ終わってはいませんが、今年も夏の甲子園の熱い戦いが終わるころには、季節も夏から秋へと移行していくのか・・・とちょっとさびしい気持ちになっている松本です。

しかし、マイティーで授業をしているときはさびしい気持ちになる余裕は一切なく、先生も生徒も一生懸命問題に熱く食らいついています。

昨日も塾生のみなさんはマイティーの授業にしっかり来て、先生の説明を一生懸命聞いてくれていました。

こちらの説明がわかったかどうかの確認をすると塾生は、「わかった!」と元気に言います。

気持ちいいくらいにうなずいて聞いてくれている生徒もいます。

ところが、時間がたち学校のテストが終わると「……。」という場面も、残念ながら見ます。

そのとき「わかっているのにミスった・・・」「なあんだ、これか……これならできたはずなのに!」

そんな言葉を口にする子が少なからずいます。

マイティーで指導していて、私はよく「わかるとできるはちがうよ!」と言います。

わかっているのにできない・・・

今回は、このことについて細かく私の考えを説明していきます。

自転車の運転を例にあげて考えてみましょう。

すっと簡単に乗れるようになった人も、さんざんな目にあいながら、やっと転ばずにまっすぐ走ることができるようになった人もいるでしょう。

このことを思い出しながら、読んでください。

まず、自転車の運転のしかたを説明します。

「サドルにまたがる。ハンドルをにぎる。ペダルを踏む。前に進んだら、ハンドルで方向を決める。止まりたいときは左右のハンドルのブレーキをにぎる。止まったら足をつく。」

わかりましたか? 

かんたんですよね。

では、質問です。

これを読んでわかれば、それでだれでも自転車の運転ができるでしょうか? 

できませんよね。

「わかる」と「できる」はこれくらいちがうのです。

読んでわかっただけでは、何もできないに等しいのです。

勉強も同じです。

では、もう一つ質問です。

人によってすぐにできるようになる人と時間がかかる人に差があります。

運動神経の違いでしょうか?

でも、自転車はしばらくすれば、みんな同じように乗りこなしてしまいます。

なかなか上手にならない人は「自分には才能がないのかな?」と思ったかもしれません。

「もう、自転車なんていやだ。自転車なんてなくたって生きていける!」とふてくされた人もいるでしょう。

特に、苦労した人に質問します。

今、乗りこなしていますね? 

今でも、才能のちがいを感じますか?

おそらく感じないでしょう。

これ、勉強ではどうでしょう。

かけ算の九九。

あっという間に覚えられた人もそうでない人もいたと思います。

でも、今ではみんな使いこなしているはずです。

速い遅いはあったでしょうが、今でも才能の差を感じますか?

感じないでしょう。

今習っていることも同じです。

中学一年生でアルファベットや基本的な英単語を習いました。

覚えるのに速い遅いはありましたが、中学三年生にもなると、もうその差はほとんどありませんよね。

どの学年、どの教科でも同じようなものです。

何回も使っているうちに時間がたち、慣れてしまうものなんです。

そうすれば、才能も何もありません。

さて、自転車にもどります。

どうしたら乗りこなせるようになるのでしょうか? 

そう、練習して慣れるだけですね。

勉強は?

まったく同じです。

ある一定のレベルまでは、反復して学習することでその内容の定着が図れます。

まずは「習うより慣れろ!」です。

使いこなせるようになって初めて、その先にある応用や発展問題に挑んでいけます。

「わかった気」になって学校や塾から帰っていませんか?

家での復習や自主勉強室の活用など、自分で「慣れる」まで何度も反復することが「わかる」を「できる」に変える最善の方法です。

勉強も自転車みたいにスイスイといきましょう!

マイティー進学院では、家庭学習の推奨や自主勉強室の開放など「わかる」を「できる」に変える方法をいくつも提案しております。

「慣れるまでやる!!!」ことが本当に大切です。

がんばりましょう!!!

六合校の小中学生 算・数・国担当:松本