マイティー進学院がお盆休みということで家でのんびり過ごしている松本です。
今日は、授業がお休みなので蝉時雨を耳にしながらの昼寝、至福のひとときでした。
みなさんは、「蝉時雨」という言葉をご存知でしょうか?
聞いたことはあっても、意味がわからない人が多いかもしれません。
蝉時雨とは「たくさんのセミがいっせいに鳴きたてる声を時雨が降る音にたとえた言葉」だそうです。
読み方は「せみしぐれ」で、夏の季語です。
俳句の季語としてよく使われる言葉ですが、すっと情景が浮かんでくるようなとても美しい言葉ですね。
「時雨(しぐれ)」は「じう」とも読み、「晩秋や冬に突然降ったりやんだりする雨」のことです。
俳句では冬の季語です。
本来は「ちょうどよい時に降る雨」という意味だったようです。
気象学上の定義によれば、さほど雨量は多くないけれど勢いはやや強めで雲足は速い、ということらしいです。
つまり、パラパラっと音が鳴るような雨が短い時間で降って止むようなイメージでしょうか。
この冬に起こる現象である「時雨」を夏に感じるという、なんとも風流な言葉が「蝉時雨」なんです。
しかし現代では、この「蝉時雨」やかき氷の「金時しぐれ」などが持つイメージに引っ張られて、「時雨」という言葉に「冬」を感じるという感覚は薄いのではないでしょうか。
実際に「時雨」に遭遇したとして、これが「時雨」だと結び付けられる人は多くないのではと思われます。(私も自信はありませんが・・・)
今回はこのように、「蝉時雨(せみしぐれ)」という言葉から知識を広げていきましたが、学んでいく・勉強していくことって、とても大切なことではないでしょうか。
私は、勉強することは、自分自身に投資をすることだと思っています。
金利の高い金融商品が見つからない超低金利の現代、当たらないと思っていながらどうしても買い続ける宝くじに投資をするより、あるいは競馬やパチンコなどのギャンブルに投資し続けるより、自分自身に投資をすることが一番賢明で、一番リターンの高い投資だと私は考えています。
勉強することで、知識がどんどん増えることで人間的な深みが増し、たくさん考える機会を持つことで脳が活性化され柔軟な思考力が持てるようになります。
結果、自分に『できること』『知っていること』が増えていきます。
つまり、勉強することで自分自身の価値も上がるのです。
これは何も子どもにのみ当てはまるのではありません。
我々大人であっても、自分自身への投資、つまり勉強は自分の価値を上げるために必要なことなのです。
逆にこんな時代だからこそ、大人の方こそ勉強が必要なのかもしれません。
終身雇用制が崩壊し、能力のある者なら年齢に関係なく高い社会的地位と収入を得ることができ、逆に能力のない者は、例え家庭を持っていようが容赦なくリストラされる世の中です。
自分自身へ投資をして、自分自身の価値をどんどん高める努力をした者が勝つ世の中なのです。
私は子どもたちに向かって、「勉強しなさい!」と口酸っぱく説教する偉そうな立場にいる人間です。
そんな偉そうなことを言っている人間が、家に帰ると片手にビールでスポーツニュースやYouTube三昧、休日は昼まで寝て起きた後もボーッと何の生産性もないことをしてダラダラ過ごすような人間だったら、子どもたちに向って「もっと勉強しなさい!」と叫んだところで何の説得力も持たないことでしょう。
というより、そんな立場にいる資格さえないのかもしれません。
私はこれからもマイティー進学院に通塾してくれる子どもたちに、「もっともっと勉強しなさい!」と伝え続けます。
しかし、その分自分自身もこれからも勉強を続けていきます。
とりあえず今月の目標は、一週間に本を5冊以上読むことや他県の入試問題の研究など・・・です。
大人でも子どもでも、勉強ができるとかできないという問題を『才能』にすり替えてはいけません。
「あの人は才能があるからできるんだ。私には才能がないから無理だ。」という人がいます。
そんなことは絶対にない!!!
初めからやろうとしないから、できないだけなのです。
ただそれだけのことなのです。
私(松本)には何の才能もありません。
だから勉強し続けるのです。
誰よりも勉強していると公に豪語できるくらい、もっと勉強しなければいけないのです。
さぁ、今日も今から勉強します。
六合校の小中学生 算・数・国担当:松本
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