夏が近づいてきました。少し前まで我が家ではストーブを使っていたのですが、このところ急に暑い日が続き、扇風機に入れ替えました。

夏といえばセミ!現在、アメリカ東部では17年周期ゼミの大量発生が話題になっており、ニュースでも取り上げられています。赤い目が特徴のこのセミは幼虫のまま地中で17年間もの年月を過ごし一斉に羽化するのですが、これは鳥などの外敵が食べきれないほど大量発生することで、自らの種の保存を図るという自然界の生存戦略なわけです。

2年や3年周期で地上に出てくるセミが一般的ですが、この場合には、2と3の最小公倍数である6年ごとに同時発生することになり、エサや産卵場所の競争が激しくなってしまい、子孫を残す確率が低くなってしまいます。当然、他のセミと競合しないことが望ましいことなります。他にも5年・7年の周期で羽化するセミも知られていますが、これらの周期が全て素数であることには驚かされます。他の種類のセミと、地上に出てくるタイミングをずらすことで、自分たちの子孫を残す確率がより高まるわけです。数学を理解しようはずもないセミが、自然とこのような戦略をとっているわけです。自然の叡智、おそるべし!

それにしても、17年間もの間、土の中で生活して地上に出てくるとは。まるで大学入試で合格を果たすためにコツコツ地道に努力を重ねている受験生のようです。

マイティーでは、大学入試を目指す生徒を応援するため、夏期講習を予定しています。この夏、最適な環境で学習し、志望校突破を果たそうではありませんか。

小学部 青葉校 算数・国語、中学部 英語・国語 村田