こんにちは。
花粉の多い季節となってきましたが、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどがひどくなってきても自分は花粉症ではないと自己暗示をかけている松本です。
今年は花粉よりコロナがたいへんなことになっていますね。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月末に政府より全国の小学校・中学校・高等学校に向けて、3月から臨時休校の措置をとるよう要請がありました。
あくまで要請のため、実際に休校するかどうかは各自治体の判断に委ねられることになりましたが、感染者がでている自治体では、3月2日を今年度の最終登校日としたり、卒業式の規模を縮小したりと現在も対応を迫られているようです。
保護者の方としては、休校になることでお子様を家に残して仕事に行かなくてはならず、不安な気持ちがまだまだ続くことでしょう。
さらに、お子様が一日中家にいることで、いつも以上に食事や掃除などの家事がたいへんになることもストレスになりますよね・・・
なにより、学校の授業が行われないことで、勉強が遅れてしまうことを心配している保護者の方も多く見受けられました。
この件について文部科学省は、「児童生徒が授業を十分受けることができないことによって、学習に著しい遅れが生じることのないよう、可能な限り、家庭学習を適切に課したり、臨時休業終了後には補充のための授業や補習を行ったりするなど配慮すること」と述べておりますが、これもあくまで各自治体の教育委員会の対応に委ねられています。
今年度の学習内容がまだ終わっていないなか、全国ほとんどの学校が休校になったので、新年度の学習に支障が出ることはもはや避けられない事態となっており、各学校の先生も頭をかかえている状況のようです。
このまま長期間授業が行われないとなると、家庭学習における取り組みが格段に重要になってきますが、ここで学力の格差が生まれる可能性が大いにあると言えます。
もう一度言いますが、今回の休校措置によって長期になってしまったこの春休みは、いまだかつてない学力格差を生むかもしれないのです。
なぜかと言うと、家庭学習においてこそ勉強が得意な子と苦手な子の差が大きく出るからです。
勉強の得意な子は、問題を解決する能力があり、備わっている勉強環境を自ら活用できる子です。
辞書を使って調べたり、教科書や参考書を読んで理解したり、解答解説を読み解いたり、YouTubeなどインターネットで授業動画を見たり、質問に答えてくれる人がいたり・・・
また、取り組み方にも自分の形があるので、適切な教材やプリントを与えられれば、そこから得なければならない知識を正しく効率よく得ることが、ある程度は自分の力でできてしまうのです。
しかし、勉強の苦手な子は、適切な教材やプリントを与えられても取り組み方がわからず、そこから得られる知識を得るための前提の知識もなく、問題を解決するための方法も知らず、質問に答えてくれる学校の先生もおらずで、家庭学習頼みの時間が増えれば増えるほど、得意な子との差が開いていくのは明らかでしょう・・・
マイティー進学院の塾生や保護者の方にも電話連絡をして近況を聞いてみると、最初は子どもたちは学校や塾、習いごとなどがお休みになり、しかも突然のお休みですから「やったー!!!」と喜んだそうです。
しかし、1週間もすると、「やることがない!」とか「ヒマすぎる!」と言っているとのことでした。
休みだからといって外出することをできる限り控えているわけで、どこにも行くところがなく、かといって友達と遊ぶにもいろいろと制限があり考えるところがあるみたいです。
学校からは宿題が大量に出ていますが、普段の夏休みや冬休みなどの長期休暇と同様に、終わらせることが目的になっていたり、学校の先生たちも急なことだったのでわからないでもないですが、「なぜこれが課題?」と思うようなものもあります。
まだ学校で習っていない未習単元の予習なども含まれていますので、本気で学習をするとなったら結構たいへんです。
そうかと思えば、「もうすでに終わった!」という生徒もいますが、これはこれで「明日からどうするの?」となってしまいますね。
おそらく学力が高い生徒はますます自分の学習をするのに対し、学力が低い生徒はほぼ意味のない学習やあるいは全くやらないということになりますので、学力差がさらに開くことが予想されます。
ただ学力が高い生徒でさえ、1日中家に引きこもってずっと勉強というわけにもいかず、TVを見ていても微妙で、ゲームやマンガ、スマホ、寝ている・・・という声が多く聞かれてきました。
今、学力の低い生徒だけでなく学力が高い生徒でさえこのような状況だからこそ、大事なお子様を預かっている塾講師としては、家庭学習においても大きな差が生まれないような方法やサポートを塾生のみなさんに提供するのが責務だと考えております。
マイティー進学院でも3月2日(月)~15日(日)まで休校とさせて頂いていますが、 現時点では3月16日(月)以降授業を再開する予定です。
生徒のみなさんがいない教室は本当にさびしく、日頃みなさんが笑顔で教室に来てくれていることがどれだけ幸せかを改めて感じています。
笑顔でみなさんと授業ができることを心より楽しみにしております。
授業再開の時期に関して、学校の休校による学習の遅れや塾の役割、コロナウイルスの流行のリスクなどいろいろマイティー進学院でも検討し、マイティー進学院として、塾として、地域の教育機関として「今やらなくてはならないことがある!」という気持ちで再開します。
「学校や塾に行かなくなるから、勉強が・・・」
「学校から出された課題にきちんと取り組めるのか不安・・・」
いろいろな不安はあると思いますし、日常生活においても感染への不安やストレスなどあると思いますが、生徒のみなさんの学習に関する不安は解決できるよう尽力いたしますので、ご理解・ご協力いただければ幸いです。
なお、感染予防の一環として教室内の除菌作業を徹底し、講師の体調管理、教室の換気などは十分に行ってまいります。
通塾される生徒みなさんにおかれましても、できるだけ外出前の検温やマスクの着用、来塾時の手洗いやうがいを行っていただけますよう、ご協力お願いします。
たいへんな状況ではありますが、こんなときだからこそお互いを思いやる気持ちを忘れずに、この苦難を乗り切っていきましょう!
六合校の小中学生 算・数・国担当:松本
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