先日、あるテレビの番組で紹介された本の言葉に私ははっとしました。
それは生物学の博士 福岡伸一さんが書いた「ルリボシカミキリの青」の一節です。
「今、君が好きなことがそのまま職業に通じる必要は全くないんだ。大切なのは、何か一つ好きなことがあること、そしてその好きなことがずっと好きであり続けることの旅程が、驚くほど豊かで君を一瞬たりとも飽きさせることがないということ。そしてそれは静かに君を励ましつづける。最後の最後まで励ましつづける。」
福岡博士の好きなことはルリボシカミキリという昆虫の青色であり、その美しさに魅せられ、少年時代にやっとその「青」に出会い息を飲んだ瞬間であり、それが、結果的に博士になる入り口になりました。
好きなことは楽しい、もっと知りたい…、そこからまた新しい興味が生まれるかもしれない。好きなことの入り口から世界はどんどん広がっていくでしょう。
好きなこと、なんか良くわからないという人、注意深く自分の周りを見渡してみてください。
きっと身近なところにそれはあるかもしれませんよ。
青葉校小学部 算数 安田
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