マイティーで講師をしている我々にとって、テストで生徒が結果を出すことが、大きな目標。

中学校の期末テストの1か月前ころから、テストに向けて授業もギヤーが入る。

どのレベルの内容まで理解させ、どの内容の定着を図るかが腕の見せどころ!

同じ学年であっても毎年教室ごとに異なる。また、一人一人の理解度や定着度がちがう。

1時間1時間の授業は真剣勝負!

授業の生徒たちの反応や定着度によって、次の授業は変わる。同じ授業は一つもない。

今回のテスト対策で、「小さな目標を1つ1つクリアーさせる」ことを強く意識!

10~20項目の内容を理解、練習のうえ、講師採点の確認テストの実施。

生徒は覚えた、理解したと次々に目標を達成していく。

出来た、覚えた。この積み重ねを促す。これがヤル気を生む!

100%の授業なんてない、次はもっと上を…!といつも思う。

ヤル気について

前回の長澤先生に続いてドーパミンの話です。

小刻みな目標の設定!

やる気を出すのは、簡単なことではありません。でも、絶対に不可能なわけでもないのです。

やる気の元は脳にあり!

やる気がどこから出てくるのかを突き止めるため、まずは、脳の中を見てみましょう。そこでは、私たちを集中させ、仕事に向き合わせるために、神経伝達物質によって化学的なメッセージが発せられています。特にやる気に関係の深い神経伝達物質のひとつが、ドーパミンです。

ドーパミンの化学信号があるニューロンから隣のニューロンに伝えられる際には、ニューロン間にあるシナプスに存在するさまざまな受容体とやりとりをします。単純なようですが、脳全体で見るとその効果は何倍にもなり、きわめて複雑なものとなります。受容体やニューロンにはいくつか種類があり、神経伝達物質の伝わる経路も複数ありますから、あっという間に複雑になっていきます。

ドーパミンのはたらき、本当の効果はやる気に関係しているらしいとわかってきたのです。ドーパミンは実際に報酬を得る前に機能します。つまりその本当の役割は、私たちに行動を促し、目的の達成や悪い結果の回避のために、やる気を出させることなのです。

この状態を生むためのひとつの方法として、神経学者のJudy Willis氏は、小刻みな目標の設定を挙げています。そうすることで、脳を配線しなおして、あなたのやらなくてはならないタスクに対し、報酬としてドーパミン反応が与えられるようにするのです。

小さな目標をいくつも設定し、達成するごとに、こまめに肯定的なフィードバックを味わえるようにしましょう。そうすれば、ひとつのステップをやりとげるたびにドーパミンが脳を駆け巡り、その状態で次の課題に向き合えるようになるでしょう。いわば、脳を「ほめて伸ばす」のです。

ドーパミンはたしかに、「物事を達成するためのやる気」と、生物学的な関係があります。もしも、ドーパミンの流れを増やすためにできることがあるのなら、どんどんするべきです。小刻みな目標を設定して「ほめて伸ばす」のもそのひとつ。でもこれに加えて、自分でも努力しなくてはいけません。時には、やる気が出ないのを何とかしようにも、昔ながらの根性論で行くしかない場合もあります。固い決意と忍耐力で、やりたくないことに向き合い続けるしかないのです。

lifehacker ドーパミンを増やしてやる気を出す方法 より

中学部 理科・社会担当 長嶋